レナリドミド(Len)は多発性骨髄腫治療におけるキードラックの免疫調節薬であるが、高齢者などで副作用のため継続できないことがある。この研究ではLenの有効治療域、安全治療域を求めTDMによるテーラーメイド治療を確立することを目的とする。40人が試験基準に合致しLenを開始した.薬剤の有効性は68.8%であり3年無増悪生存率が57.2%であった.AUC0-24が血液学的毒性の発症に,また非血液学的毒性の発症に対してCo濃度が独立した要因であることが多変量解析にて示された.またLen治療後にeffector memory CD4 CD8と細胞内サイトカイン産生細胞が有意に増加した。
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