2000-2013年に国内31施設で診断された節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型 (ENKL)患者を対象とした多施設共同調査研究 (NKEA Part A)を実施し、新世代治療の国内での実態を明らかにした。解析対象全358人の診断時年齢中央値は58歳であった。限局期ENKL患者257人の66%で初回治療としてRT-DeVIC療法が選択されていた。RT-DeVIC療法の有効性と安全性はJCOG0211-DI試験時と同様であり、治療前可溶性IL-2受容体高値が生存期間短縮と有意に関連していた。未治療進行期ENKLでは101人中30%の患者でL-asparaginaseを含む化学療法が選択されていた。
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