研究課題
基盤研究(C)
本研究では、HTLV-1感染者およびATL患者検体を解析することで、以下の点を明らかにしてきた。ATL患者検体およびATL細胞株において、HTLV-1プロウイルスのエピジェネティックな解析を行ったところ、宿主細胞のDNA結合蛋白CTCFがHTLV-1プロウイルスに直接結合している事が明らかとなった(Satou et al PNAS 2017)。ウイルスの転写制御における重要な1つのメカニズムと考えられる。HTLV-1組み込み部位を用いたATL早期診断法確立へ向けた研究では、臨床検体収集を行った。今後研究を継続する予定。
血液内科学