ヒスタミン産生誘導実験と細胞試料の調整としてマウスマスト細胞細胞株P815の脱メチル化による転写活性実験を行った。P815細胞株を脱メチル化剤・5-アザシチジンを用いて処理するとプロモーター領域に脱メチル化が起こり、Hdc遺伝子の転写活性化が促進されることが報告されており、同様の処理を行いクロマチン免疫沈降(ChIP)解析のための試料調整を行った。この際に同時に調整した試料からcDNAを合成し、発現解析を行ったところHdc遺伝子の発現上昇が上記報告と同様に示された。また、ChIP解析予定のプロモーター領域にプライマーを設計し、PCRを行ったところ17箇所中15箇所で増幅の確認を示した。
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