研究課題
基盤研究(C)
細菌は自然発生的に一定の割合で耐性細胞が出現する。この状態をヘテロ耐性をよぶ。一方で、バンコマイシン中程度耐性黄色ブドウ球菌(VISA) が検出されているが、それ以上にヘテロVISAが多い。ヘテロVISAはVISA細胞を含む細胞集団であり既存の方法では検出できない。このヘテロVISAをMICで検出するには0.012%以上のVISA細胞が必要であることから、MIC測定菌量としては通常の10倍量が必要であった。さらにVISA株特異的蛋白の存在をMALDI-TOFで確認している。
感染症学 細菌学