生後1日目より7日間母子分離ストレスを与え、マウスの生後7日齢の脳、脾臓等を採取した。生後7日齢で母子分離群のミクログリア細胞はコントロール群とは異なり、F4/80陰性細胞のミクログリアであった。ウェスタンブロッティング法によってミクログリア特異的タンパク質の発現量は母子分離群で有意に低下していた。FACS法を用いてミクログリア細胞の細胞特性を解析した結果、純粋なミクログリア細胞を単離した。単離されたミクログリア細胞はFACS解析からその性質が3種類の亜集団に分離することがわかった。以上の結果から幼若期にストレスを与えられるとミクログリアの由来や質が違うことが示唆された。
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