研究課題
基盤研究(C)
中枢神経系の免疫担当細胞であるミクログリアが発達期の脳においてどのように発生・分化するかについて、培養細胞を用いた実験系で解析した。最初にミクログリアを混合グリア培養から一時的に除去すると、ミクログリアの数は速やかに増加すること(再分布現象)を確認した。次に骨髄未分化細胞をアストロサイトと共培養するとミクログリア様細胞へ分化し、この過程にIL-34とTGFβが重要であることを示した。最後にミクログリアに発現するプリン受容体P2Y12Rがインフラマソームの活性化を促進することを明らかにした。
小児神経学