遺伝的要因を有すると考えられるリンパ増殖症の患者を対象に全エクソーム解析を行い、NRAS体細胞変異によるRAS関連自己免疫性リンパ増殖症候群様疾患、X染色体の不活化異常による女性XIAP欠損症、IL2RG遺伝子の体細胞モザイクを有する非典型的X連鎖重症複合免疫不全症、SH2D1A遺伝子の体細胞モザイクを有する非典型的X連鎖リンパ増殖症候群1型、ZAP70遺伝子の部分的機能低下型変異を有するEBウイルス関連リンパ増殖症(EBV-LPD)、IKAROS欠損症を同定した。そこでEBV-LPDの原因遺伝子を次世代シークエンサーを利用して網羅的に診断する方法を開発した。
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