研究成果の概要 |
一過性骨髄異常増殖症(TAM) 126例の血清サイトカイン27種類の測定でIL-1β, IL-2, IL-17等の高値が示されたが特異的上昇は認めなかった。TAMで高頻度にみられるGATA1変異についてAML-05に登録250症例の検討で8例に変異がみられその意義を検討している。 非ダウン症AMKLでは、コヒーシン、EZH2、JAK2などの変異はDS-AMKLより頻度は少なく、非ダウン症AMKLで比較的高頻度でみられたCBFA2T3-GLIS2やOTT-MALキメラ遺伝子は、TAMとDS-AMKLには検出されず、ダウン症と非ダウン症AMKLは分子遺伝学的に異なった疾患群であることが示唆された。
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