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小児慢性腎臓病において、先天性腎尿路奇形/異常、遺伝性腎疾患、嚢胞性腎疾患は治療戦略上重要であり、治療法開発には線維化をターゲットとした研究を行う必要がある。線維化でみられる細胞障害、細胞増殖や細胞外基質蓄積に関してHic-5の役割を解明し新たな治療戦略を検討することが目的である。成果として、ヒト及びマウスの腎線維化とHic-5の発現の関連性が示唆された。Hic-5の細胞増殖抑制作用は、急性期の細胞増殖を改善させるが、その一方で、慢性病変においては、糸球体の線維化・硬化を誘導・促進させる分子である可能性が示された。成果の一部をPLoS One (2015,10:e0122773)に報告した。
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