ルセンティス硝子体投与(IVR)を18例36眼に行い同時期にアバスチン投与(IVB)を17例34眼に行った。在胎週数,出生時体重,治療時期,治療時体重,網膜症重症度に両群で有意差はなく治療後両群とも全例でROPは沈静化し再燃した。IVR群はIVB群によりも再燃時期が早く(6週vs9週)再燃後の追加治療時期,追加治療必要率,最終成績に両群間で有意差はなかった。両群とも最終的に網膜剥離に至った例はなく慢性肺疾患,脳性麻痺の発症にも有意差は見られなかった。 ROPをIVRで治療するとIVBと比較して治療後に再燃がみられる時期が早いがそれ以外に差は無くIVRとIVBは同様に有効な治療法であるといえる。
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