メラノサイト色素細胞の欠如・機能不全疾患である尋常性白斑や脱色素斑、メラノサイトが癌化した悪性黒色腫メラノーマ、色素幹細胞が機能していない白髪に対する有意義な治療法確立を目指し、研究を遂行している。1)培養系からメラノサイト分化・増殖・遊走能、メラニン色素生成機序を解明する。2)ヒト血液からiPS細胞を作製し、メラノサイトへ効率よく分化・増殖させ、白斑・脱色素斑・白髪皮膚へ移植する新規治療法の確立。採血により獲得した血液Tリンパ球に、センダイウイルスを用い山中4因子を遺伝子導入したヒトiPS細胞を入手し、メラノサイトへの誘導をより正確にそしてより効率よく大量に増殖させる独自の条件設定が完成。
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