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2015 年度 実施状況報告書

心理学的要因がテロメア長に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 26461710
研究機関山形大学

研究代表者

鈴木 昭仁  山形大学, 医学部, 講師 (10396567)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードテロメア / 人格 / 養育環境
研究実績の概要

影響を与えると示されており、その生物学的な機序は明らかにするため、本研究では健常日本人を対象とし、人格特徴、対人関係敏感性、認知・態度の歪み、幼少時期の両親の養育態度がテロメア長に与える影響について検討する。本研究においては、精神的および身体的に健常であるとスクリーニングされた日本人約1,000例を対象に、Temperament and Character Inventory(TCI)、revised NEO Personality Inventory (NEO-PI-R)、Interpersonal Sensitivity Measure (IPSM)、Dysfunctional Attitude Scale(DAS)、Parental Bonding Instrument(PBI)を用いて対象の包括的な心理学的要因を評価する。対象の末梢血液を採取し白血球より抽出したDNAを用い、テロメア長を定量的real-time PCR法により同定する。得られた結果より細胞老化に関与する心理学的要因を検討する。
上記研究計画に基づき、平成27年度は対象の募集、心理学的要因の評価、採血・DNAの抽出を行いつつ、本研究に必要な文献の収集や学会に参加し、情報交換を行った。本年度に得られた結果を1遍の英語論文として公表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

研究計画以上の進捗状況で進んでおり、結果を1本の英語論文として公表した。そのため、当初の計画以上に進展していると判断した。

今後の研究の推進方策

平成28年度は、下記の計画通りに研究を進めていく予定である。1. 対象の募集、心理学的要因の評価、採血・DNA抽出、2.資料収集・情報交換、3.白血球テロメア長の同定、4.データ解析、5.データ解析後、速やかに論文、または、学会にてデータを公表する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Associations of working models of the self and other with Cloninger's personality dimensions.2015

    • 著者名/発表者名
      Otani K, Suzuki A, Matsumoto Y, Enokido M, Kuwahata F, Takahashi N
    • 雑誌名

      Compr Psychiatry

      巻: 56 ページ: 175-178

    • DOI

      10.1016/j.comppsych.2014.09.022

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2017-01-06  

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