2016 年度研究成果報告書

脳内アミノ酸系に及ぼす向精神薬の影響－高磁場MRSの精神薬理学的応用－

研究課題

研究課題/領域番号	26461719
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	基金
応募区分	一般
研究分野	精神神経科学
研究機関	徳島大学
研究代表者	大森哲郎徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 教授 (00221135)
研究期間 (年度)	2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード	精神薬理学 / 脳画像解析 / グルタミン酸 / GABA
研究成果の概要	高磁場MRSを用いて、双極性障害患者と健常対照者を対象として、Glutamate(Glu)およびGlutamine(Gln)を分離定量した。Pearsonの相関解析によって、炭酸リチウム血中濃度と左基底核のGln/Glu比、バルプロ酸血中濃度と前部帯状回のGluに有意な正の相関を認めた。これら薬物の影響を考慮しても、双極性障害患者では前部帯状回においてGln/Glu比が上昇していた。GABAの分離定量も行ったが、明瞭な薬物の影響を認めなかった。
自由記述の分野	精神神経科学