研究課題
本研究は、治療抵抗性気分障害におけるインスリン抵抗性の病態生理学的影響を明らかにすることを目的に、治療抵抗性気分障害群、治療反応の得られた気分障害群、および健常群の3群を対象として、超音波診断装置を用いた頚動脈内膜・中膜複合体厚測定、3MRI-T1強調画像および拡散テンソルMRIトラクトクトグラフィ ーなど脳画像諸検査を縦断的に施行することで、各群間・群内において、インスリン抵抗性や動脈硬 化重症度、大脳灰白質の局所体積(Voxel-Based-Morphometry: VBM)あるいは大脳白質の異方向性比 率(Fractional Anisotropy: FA)の関連性を包括的に比較・検討するものである。今回の研究期間に、健常対照群40例をすでに収集済みとなっており、現在疾患群を鋭意収集中となっている。さらに、健常群を対象とした解析により、安静時脳機能活動が、ヒトの報酬行動を予見する可能性を示唆することが示されたため、現在論文化を終えて投稿中となっている。
すべて 2016 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
Mol Autism.
巻: 23 ページ: eCollection
10.1186/s13229-016-0083-y.