本研究では強迫性を有する精神疾患を対象とした神経画像研究を行い、強迫性障害(OCD)における眼窩前頭皮質と腹側線条体の結合性の異常や、摂食障害における脳弓の白質の異常を見出した。 また、成人の精神疾患患者を対象とした質問紙調査を実施し、231名中58名(25.1%)が問題のあるインターネット使用者であり、成人の一般人口におけるインターネット使用障害の有病率が約6%と報告されていることを考えると、かなり高い有病率であることが見出された。問題のあるインターネット使用者は通常のインターネット使用者と比べて有意に年齢が低く、OCDを含む各種精神症状の尺度において高得点であった。
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