認知症介護者の負担のバイオマーカー開発を目的とした。認知症者とその介護者および健常高齢者を対象とした。唾液中HHV-6,7DNA量,疲労感, 抑うつ症状,身体活動量を評価した。認知症者においては認知機能・日常生活機能・行動障害を、介護者においては介護負担感を評価した。HHV-6 DNA量は介護者群において有意に高かったが、 HHV-6 DNA量は認知症者の認知機能や日常生活機能に関連した。 地域在住認知症者および介護者を支える認知症初期集中支援チームについて全国規模で調査し、サービス構築に向けた基礎資料を作成した。唾液中HHV-6 DNA量を用いた介護者介入の効果検証を今後も進めていく。
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