血管新生因子PD-ECGFは、正常組織に比べ様々な固形腫瘍において高レベルで発現していることが知られている。本研究では、PD-ECGFを標的として新規に開発したI-123標識IIMUの自動製造システムを構築することを目的とした。本研究期間において、原料である放射性ヨウ素の溶液組成が変更となった。そのため、再度、合成条件の最適化を行わなければならなかったが、従来と同等の放射化学的収率でI-123標識IIMUを得ることができた。本研究の成果は、I-123標識IIMUの自動製造システムを構築する上で重要な知見を与えた。
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