造影超音波の定量法は、現在臨床の機種ではtime intensity curve解析が搭載されている。Peak intensityやarea under the curveがパラメータとして算出され、これらがMVDと相関することが報告される。我々は、新法としてあるピクセルに着目して、このピクセルの色味が時間軸方向にどのように変化しているのか計測し、変化の度合いの大きいものと小さいものを閾値で分け、変化の大きいものを造影剤の検出されたピクセルとしてdetectするという方法を開発した。今回、新法の定量値が浸潤癌の病理学的MVDと相関することを明らかにした。
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