研究成果の概要 |
ボランティアでの血流量・流速は妥当と考えられ、せん断応力(WSS,OSI,SWSSG,GON)は大血管で高値となり動静門脈を分離可能であった。 肝疾患28症、他24例では、流量・流速は低下、せん断応力は動脈で個人差が増大した。脈管判別能はせん断応力が優れた。Gd併用が有用であった。疾患群でSMA血流の低下、SMAのOSI、SPA・PVのGON上昇と門脈流速低下、胆管障害例で肝動脈血流増加がみられた。Child-Pughスコアの上昇に伴い腹腔動脈系のせん断応力上昇、門脈血流量減少、肝静脈GONの低下がみられた。解析は約40分程度であった。 血管性状変化の解明と機能評価における有用性が示された。
|