研究成果の概要 |
肺潅流CT画像を3次元的に再構成し、全肺の潅流像(1-120HU)のvolumeをV120とし、1-2HU(V2)から1-10HU(V10)を絶対値、絶対値をV120で割った相対値を%V2から%V10とし、肺血栓塞栓症の重症度因子である①D-dimer、②肺動脈圧、③心拍出量、④CTより得られた右室径、⑤肺動脈径、⑥右室/左室径の比、⑦肺動脈内血栓分布状態(CT obstruction index: CTOI)と比較した。%V2が最も高いAUC値(0.783)、CTOIと右室/左室径の比(r=0.36, p=0.004)と中等度相関を呈した。%V2が肺血栓塞栓症の重症度評価に有用と考えられた。
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