研究課題/領域番号 |
26461806
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
陣崎 雅弘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (80216259)
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研究分担者 |
藤原 広和 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20255558)
杉浦 弘明 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90306796)
井上 政則 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (30338157)
山田 祥岳 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60383791)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | four dimension / computed tomography / joint disease / musculoskeletal disorder / urodynamics |
研究実績の概要 |
基礎検討は、4次元 CTで流速計測をした場合の精度について超音波をgold standardとして行った。両者の流速値に差がみられたが、いくつかの実験系の改善点が明らかになり、今後更にデータ収集を行っていく予定である。 臨床応用の検討としては、整形外科の関節運動評価に対する検討と泌尿器科の排尿機能に関する検討が大きく広がりを見せた。まずは、手関節および膝関節疾患を対象に、関節の運動中の4次元CTを取得し、静止時に取得したCT画像より対象骨の3Dモデルを作成し、これを自作のプログラムを用いて3D-3Dマッチングを行うことで対象骨の3次元座標系をもとに関節運動を定量評価することに成功した。更に、手根管開放術後の手根骨の動的解析を行い、横手根靭帯が手関節背屈位での手根骨の開大を制御する支持組織として機能していることを明らかにした。今後も引き続き、様々な関節運動の動態を立体的に解析していく。また、排尿をさせながら4次元CTを撮影することで、これまで評価できなかった排尿の状態を可視化できるようになった。前立腺肥大核出術後に尿道の動態を見ることで、排尿機能が改善する状況を描出できた。
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