研究課題
基盤研究(C)
102名の患者にDiffusion kurtosis imaging(拡散尖度画像)と言われるMRI拡散強調画像の1種を撮像した。拡散尖度画像から得られる膵実質のK値を非糖尿病群、境界群、糖尿病群の3群で比較した。K値は糖尿病群において、非糖尿病群、境界群と比較し、有意に高い値であり、これまで糖尿病の成因に寄与する膵実質の線維化と相関を示すと報告されていたADC値よりも良い成績であった。これにより拡散尖度画像はより組織の複雑性を反映している可能性があり、糖尿病の進行との関連が示された。
画像診断