研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は関節リウマチ(RA)に特化した手関節の3テスラ高分解MRI画像の意義を明らかにすることである。高解像度MRIにおける骨びらんは、90%以上でCTと一致し、骨髄浮腫がある部位はない部位よりも有意に骨びらんに移行しやすいことが明らかになった。この結果は骨髄浮腫が骨破壊進行の予後因子であるという従来の報告と一致するものである。骨髄浮腫の部位が実際に骨びらんの進行部位と対応しているという報告はいままでになく、骨髄浮腫が骨びらんとその進行の前段階であることを裏付ける新たな知見である。
放射線医学