研究課題
基盤研究(C)
アルツハイマー病症例を対象として、非正規分布拡散画像の解析を行った。MMSE等の心理テスト、臨床所見から、アルツハイマー病群、軽度認知障害(MCI)群および主観的認知障害(SCI)に分類して評価した。3TMR装置で、非正規分布拡散画像を撮像し、拡散尖度画像を生成した。拡散尖度画像の解析では、アルツハイマー病の重篤度と相関して、鉤状束の拡散尖度の低下が見られた。鉤状束は辺縁系回路の一部であり、今回の結果はその白質構造の異常をとらえたものと考える。
神経放射線診断