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2014 年度 実施状況報告書

3次元タギングMRIを用いた心不全の予後予測

研究課題

研究課題/領域番号 26461838
研究機関日本医科大学

研究代表者

天野 康雄  日本医科大学, 医学部, 准教授 (30281421)

研究分担者 浅井 邦也  日本医科大学, 医学部, 准教授 (40267125)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードTagging / MRI / 心不全 / スイス・チューリッヒ
研究実績の概要

科研費の採択を受けて、2014 年5 月に国際MRI学会 (ISMRM)の直前にチューリッヒ工科大学で、および学会中に3Dtagging MRI の撮像法や解析のソフトウエアについて、本研究をサポートするGyroTools社のGerard Crelier PhD と会合をもった。動作確認をしながらの検討を行った。
共同研究者とは症例数の打ち合わせを行い、研究補助者一名を得て、2014 年6 月下旬より研究を開始した。
2015 年4 月の段階で31 心不全症例が撮像され、内訳は主課題の高血圧性心不全3例、対照となる肥大型心筋症 6 例およびその他が22 例であった。
本検討の初期の知見として、高血圧性心不全と肥大型心筋症では遅延造影MRI で瘢痕を見ることの多い基部下壁や下壁中隔でcircumferential strain が低下することが観察された。この所見は心筋瘢痕を認めない症例でも観察され、心筋障害が重症化する以前の機能的な異常が把握されたものと考えられる。7 月の講演でこの知見を述べる予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2015 年4 月の段階で31 心不全症例が撮像され、内訳は主課題の高血圧性心不全3例、対照となる肥大型心筋症 6 例およびその他が22 例である。総例数は十分であるが、高血圧性心不全が診断を検査前に下すことが困難であることから達成度は若干遅れている。
また膨大な画像データであり、3 スライス以上の解析が事実上不可能なため、心臓全体の解析に至っていない。

今後の研究の推進方策

上記の問題点はGyroTools社に伝えてあり、本年のISMRM 期間中の6/4 午後にDr Crelier とチューリッヒ工科大学の研究者とミーティングを行うことにしている。
また研究補助者を、心臓MRIにより精通したスタッフに引き継いでもらった。

次年度使用額が生じた理由

共同研究者の購入したソフトウエアが、当初計画よりわずかに安価であったため。

次年度使用額の使用計画

27年度に消耗品で使用の予定です。

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公開日: 2016-05-27  

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