研究成果の概要 |
本研究の目的はMRIを用い分子標的薬における反応性の早期評価および手術支援肝機能画像の開発を行うことである。磁化移動効果を利用したEquivalent cross-relaxation rate imaging(ECRI)を用い, 大腸癌肝転移症例における分子標的薬の早期評価を実施した。治療開始前における腫瘍のECR値はresponders groupで有意に高値を示し,治療開始2週間後のECR値は有意に低下した。肝切除前に肝切除後の残肝機能を形態的・機能的に予測するために, 肝細胞相における肝細胞特異性造影剤の造影率を画像化(RLEI)した。RLEIは手術支援肝機能画像として有用であった。
|