核医学診断法は、適切なイメージング剤を用いることにより、分子レベルの機能を非侵襲的に画像化できることから、がんの分子イメージングとして期待されている。 本研究の目的は消化管癌において、細胞増殖能を評価すると期待される4'-[methyl-11C]thiothymidine (4DST) PETとブドウ糖代謝の18F-FDG (FDG) PETを比較した。その結果、4DSTの消化管癌の集積はFDGと同様に陽性描画されることが分かった。また4DST、FDGともに細胞増殖能の指標であるKi-67との関連が見られた。
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