初年度2014年度では、頚部内頸動脈狭窄症に対し頚部動脈ステント術(CAS)前後にASL-MRIが撮影された18齢において、ASL-MRIにて血流の変化を観察した。その結果、CAS前では18例全例で病変側大脳半球の脳血流低下が認められたが、CAS後には10例で血流改善を認めた。一方CASの合併症として術後過還流については観察されなかった。この結果について学会発表を行った。次年度2015年度ではこの発表を基盤として英語論文として投稿し掲載された。初年度から3年かけて行っていたファントム実験での実証実験では定量理論と実験結果との矛盾しない結果が得られた。現在データ整理中である。
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