心筋血流量や心筋血流予備能の絶対値定量することは冠動脈疾患の心事故や予後予測に有用と思われル。半導体検検出器が搭載されたSPECT装置を用いて、201Tlを用いてダイナミックSPECTを安静時と、薬剤負荷の状態のそれぞれで撮像し、コンパートメントモデル 解析を行い、安静時、薬剤負荷時の心筋血流量とその比である心筋血流予備能を算出するソフトウェアを開発した。また、算出された心筋血流量や予備能とこれまで報告されてきた臨床危険因子との間に相関がえられた。SPECT検査でも心筋血流量の定量か可能となることが証明された。今後、心筋血流量の定量がより多くの施設で可能になることが予想される。
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