頭頸部扁平上皮癌はHPV感染に起因した腫瘍であるかどうかで、放射線感受性が異なることが報告されている。今研究では、in vitro研究や臨床検体を用いたTranslational researchを行い、HPV statusの有無による重粒子線とX線の照射効果の差について検討した。頭頸部扁平上皮癌細胞株を用い、HPV statusを確認し、Clonogenic survival assayで重粒子線・X線における放射線感受性を確認した。また、当院において頭頸部扁平上皮癌に対して化学放射線治療を施行した患者群において、HPV statusを調べ、治療成績との比較を行った。
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