(1)全国登録ソフトウェアの更新: 前年度に引き続き,全国登録ソフトウェアの不具合やカスタマイズの報告を受け,更新作業を継続し,日本放射線腫瘍学会ホームページにて公開した. (2)収集データの公開: 2014年分の全国放射線治療症例登録データの解析を行い,報告書を日本放射線腫瘍学会ホームページにて公開した.さらに2011年分,2012年分の全国放射線治療施設実態調査データの解析を行い,報告書を日本放射線腫瘍学会ホームページにて公開した. (3)全国登録データ公開Webシステム: 前年度に開発,運用された全国登録データ公開Webシステムに対して登録参加施設の利用状況の把握と臨床現場からのシステム利用の意見の収集を行い,ユーザーが利用しやすいようにシステムを改良した.データ解析が終了次第,システム公開を行う予定である. (4)部門DBシステムの整備支援: 登録参加施設に対する部門DBシステムの整備支援を継続した. (5)標準フォーマット装填治療RISの開発の継続: 前年度からの共同開発を継続するとともに,既存の治療RISから全国登録データの抽出が可能となる機能を搭載するように治療RIS開発企業に働きかけた.現在,各社の対応状況を日本放射線腫瘍学会のホームページで公開する準備を行っている. (6)他がん登録とのデータ連携システム開発: 他のがん登録(地域がん登録,院内がん登録,臓器別がん登録)システムとのデータ連携を行った.日本食道学会の食道癌全国登録のシステム開発,データ解析を担っており,2009年,2010年の症例に関するデータを公表した.
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