研究成果の概要 |
IMRT(特に頭頸部癌)は治療計画法の技術的標準化が進まず普及の障壁となっていた。これを解決すべくIMRTの標準化・均てん化を目指した研究を実施した。香川大学も小生着任以前は治療機器がIMRTに対応しなかったが、治療機器更新に着手し平成26年10月よりIMRT開始、順調に症例数を増加、現在まで2年6か月時点で頭頸部78例、前立腺92例、子宮頸癌3例,脳腫瘍8例の合計181例に対する治療を実施した。頭頸部癌に対する3arc法や上咽頭癌のmulti-step adaptive法を開発、前立腺の全骨盤IMRTにおけるリンパ節領域線量の精度向上などの課題を達成、更に脳腫瘍などの臨床試験を実施中である。
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