平成26年度は、外科修練医を対象とした双方向インターネット通信による複数同時受講型の講義システムおよび内視鏡外科基本手技の遠隔教育システムを構築した。平成27年度から28年度においては、内視鏡外科基本手技遠隔トレーニングプログラムの教育効果を検証するための無作為比較試験を行った。体内縫合結紮手技を細分化して指導する群と、毎回手技全体を教える群に分けて、その教育効果を比較検討した。検討結果は体内縫合結紮手技を細分化して指導する群の方が各回の指導時間が短くなり、より効率的な指導を行える可能性が示唆された。また両群とも、最終的には設定した時間内に体内縫合結紮手技を行えるようになり目標は達成された。
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