現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
CLP後の脂肪組織におけるマクロファージの分布動向に注目し, PPAR-γアゴニスト投与の影響を検討した.CLP+Vehicle群においては, Sham群と比較してCD68とCD11b/c陽性細胞の増加に加え, TUNEL陽性細胞の増加した.一方, CLP+PPAR-γアゴニスト群ではこれらの細胞数のさらなる増加に加え, M2マクロファージ(CD163陽性細胞)数が上昇した.CD163陽性細胞はTUNEL陰性であった.CLP+PPAR-γアゴニスト群では, M2マクロファージが発現するiNOS, アルギナーゼ, IL-10の各mRNA量は他群と比べて高値を示した.この結果は,仮説を証明できる結果であったため,計画以上に進展していると考えている.
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