研究課題
基盤研究(C)
マウス急性肝不全モデルを用いて肥満細胞セリンプロテアーゼ(キマーゼ)の役割を検討した。リポポリサッカライド(LPS)とD-ガラクトサミン(D-Gln)(LPS+Galn)の投与直後に肝臓のキマーゼ活性が増加した。LPS+Galn投与7時間後にMMP-9、TNF-α、MPOは増加したが、LPS+Galn投与1時間後のキマーゼ阻害薬投与でこれらは有意に低下し、生存率の有意な増加に繋がった。キマーゼは急性肝不全の発症において重要な役割を担い、その阻害薬は急性肝不全を予防した。
一般・消化器外科学