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2014 年度 実施状況報告書

遺伝子多型・血清バイオマーカーによるエストロゲン依存性乳癌罹患リスクモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 26461955
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

吉本 信保  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10551244)

研究分担者 遠藤 友美  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20566228)
遠山 竜也  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30315882)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード乳癌易罹患性 / 遺伝子多型 / リスクモデル
研究実績の概要

当該研究は、日本人女性においてエストロゲンレセプター陽性乳癌罹患高危険群を同定するモデルを構築することにある。対象となるのは、当院にて診断・治療を行った乳癌患者と、当院の乳腺外科外来を受診し異常を認めなかった健常者である。これらを用いた症例対照研究である。
まず乳癌患者群となる症例として、当院で手術を施行した約200例の乳癌患者から、問診聴取・血液採取を行った。問診からは疫学因子のデータを解析予定である。また採取した血液からはDNAを抽出し、一塩基多型を解析予定である。一塩基多型を解析するTaq Man PCR Systemは研究室内に設置してあり、試薬を購入すれば速やかに解析できる環境にある。それとともに、血清を解析しエストラジオール、テストステロン、プロラクチンなどの血清バイオマーカーを測定する予定である。これら血清は冷凍保存をしてあり、解析用に提出する準備が整っている。
同様に健常者についてもリクルートを行い、問診の聴取、血液の採取を行う予定である。問診については受診時に問診票にて聴取をしているが、血液の収集がともなっていない。今後、外来を受診した健常者において、採血や遺伝子解析、血清解析に同意していただけるボランティアを募って血清サンプルを収集予定である。限られた時間での外来診療で、効率良くサンプルを収集するように努める予定である。システミックなサンプル収集法を工夫し、より早くより多くの健常者サンプルを収集する必要がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

健常者のサンプル収集が進捗していない。外来でのリクルート方法など、系統的な対応を考慮する必要がある。

今後の研究の推進方策

引き続き、対象となる患者・健常者の血清サンプル収集に尽力する。

次年度使用額が生じた理由

研究計画の進捗が遅れ、必要な実験試薬の購入に至らなかった。

次年度使用額の使用計画

研究計画の進捗に合わせて、実験試薬の購入をすすめる。

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公開日: 2016-05-27  

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