研究課題/領域番号 |
26461955
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
吉本 信保 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (10551244)
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研究分担者 |
遠藤 友美 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20566228)
遠山 竜也 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30315882)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | エストロゲンレセプター陽性乳癌 / 遺伝子多型 |
研究実績の概要 |
今研究にて我々が予定しているのは、前研究にて構築した遺伝因子を考慮した日本人女性におけるエストロゲンレセプター陽性乳癌罹患リスクモデルのvalidation studyと、その過程においてエストレゲンレセプター陽性乳癌の発症メカニズムの解明である。 我々は、前研究にてTNRC9 rs3803662エストロゲンレセプター陽性乳癌の罹患リスクに有意に関係していることを見出したが、そのメカニズムとしてrs3803662の遺伝子型間にマンモグラフィ濃度の有意差があることを見出し(AA 49.35+-18.43%, AG 48.43+/-20.45%, GG 44.12+-18.41%)、平成26年6月にアメリカ臨床腫瘍学会(シカゴ)のポスターディスカッションにて報告を行った。同様の発表を平成27年7月に日本乳癌学会にて報告した。 また、マンモグラフィ濃度を予測するモデルを重回帰分析にて構築した。マンモグラフィ濃度=109.533+0.016(prolactin)+0.048(IGF1)-2.863(testosteron)-6.125(IGFBP3)-0.031(estradiol)-0.620(age)-1.719(BMI)+1.196(age at menarche)-0.711(pregnancy time)+0.248(age at first birth)-2.020(breast feeding time)-0.929(family history of breast cancer)+3.600(alcohol drinking)-2.853(smoking)+3.080(use of HRT)。この結果は、論文投稿準備中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
健常者群の検体採取が当初の予定どおり進捗していない。
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今後の研究の推進方策 |
健常者群のサンプルを集めるための環境整備を至急行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度に予定していた出張を取りやめたため、予算が余った。
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次年度使用額の使用計画 |
余剰金は実験に必要な物品費などにあてることとし、有意義に利用をする。
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