研究成果の概要 |
血液中エクソソームに存在するCEACAM1, CEA, CEACAM6による新規大腸癌腫瘍マーカー探索のためELISAによる測定法を確立した。 サンプル濃度を5倍にし、1%BSAでの溶解により血清exosomal CEAの測定がELISAで可能となった。凍結血清の融解温度により血清exosomal CEAの遠隔転移存在診断率が変化することが判明した。血清exosomal CEACAM1とexosomal CEACAM6について検討したところ、遠隔転移を有するStage IVで高値となった。血清中exosomeのCEA familyは遠隔転移診断に有用である可能性が示唆された。
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