研究成果の概要 |
BAP1とNPM1の結合部位を同定した。BAP1に対してNPM1の1-122アミノ酸が結合した。NPM1はN末端領域で5量体を形成する事からBAP1に結合するにはNPM1の1-122アミノ酸の領域を介して5量体の形態が必須で有ると考えられる。 質量分析法によりBAP1,NPM1複合体のDNA修復時における結合タンパク質の検討を行った。DNA修復時にはHCF1タンパク質のパスウェイを制御する事、クロマチンリモデリングに関与する事が示唆された。また、アポトーシス関連タンパク質との結合が観察された。この事によってBAP1,NPM1複合体はDNA損傷が起こるとアポトーシスを誘導する事も示唆された。
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