研究成果の概要 |
StageII/III胃癌根治切除後の再発リスク層別化マーカー検索では,まずマーカーの候補検索を定量PCR法および探索的プロテオミクスにて行い,合計16の候補を同定した。次にこれらのマーカー候補について,tissue microarrayを用いた免疫染色でその発現を検討した結果,SPARC, EZH2, ERBB2, p53の4つのタンパクの組み合わせによる再発リスクの層別化が可能であった。 KIAA1199をターゲットとした低分子抗癌剤の開発では,胃癌細胞に対する抗腫瘍効果の検討により12種類に絞り込まれ,胃癌に対する5-FUとの併用効果を検討した結果,一つの薬剤で相乗効果が確認された。
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