研究成果の概要 |
腹腔鏡下噴門側胃切除術(LPG)における再建法としてDouble tract法(L-DT, n=15)、空腸間置法(L-JIP, n=15)を行っており、対照として腹腔鏡下胃全摘Roux Y再建(L-TG, n=30)の術後QOLおよび機能評価(小腸吸収動態、ホルモン分泌動態をの検索)を行った。この結果、1)LPG群ではL-TG群に比較して術後体重は有意に多く、食事量ではL-DT群が有意に多かった。2) LPG群ではL-TG群に比べ小腸での吸収動態が緩徐であったが、L-DT群が体位による小腸吸収・ホルモン分泌動態の変動が少なく、優れた術式である可能性が示唆された。
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