新規消化管アデノウイルスAd65、Ad67の大腸癌細胞株に対する癌殺傷効果を腸管指向性から検討した。各種がん細胞株で大腸癌細胞由来細胞株に対して高い指向性を示した。ファイバー改変型ベクターAd5/65-CMV-EGFPを用いてreceptorを解析し、CAR-dependentとCAR-independentの2種の感染経路が関与していた。腸内環境におけるacid pHでの安定性はAd5とAd65に差を認めなかった。 Colon cancer stem cellへの感染能(fiber-modified GFP vector)、増殖能(burst assay)の評価準備段階である。
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