研究実績の概要 |
肝内胆管癌組織におけるHemidesmosome構成蛋白の免疫染色を行った。Plectin Integrinalpha6 beta4 beta1 Bp180 CD151 細胞外マトリックスとしてのlaminin Collagen Type IV の発現を認めた。癌細胞に関してはPlectin Integrinalpha6 beta4 beta1 Bp180 CD151すべて認め、CAF に関してはPlectin Integrin beta1 CD151を認めた。肝内胆管癌細胞株および分離線維芽細胞 LX-2 細胞における上記蛋白発現は現在進行中である。また、実験を行っていく上でのCAF のcharacterizationが必要であることから、alpha-SMA, Fascin, Fibulin-2, Thy-1, PDGFR-alpha, PDGFR-betaの免疫染色を行った。CAF は alpha-SMA+, Fascin-~+, Fibulin-2+, Thy-1+, PDGFR-alpha+, PDGFR-beta+であった。肝内線維芽細胞として類洞内星細胞(HSCs)、門脈域線維芽細胞(PFs) があるが、HSCsはalpha-SMA+, Fascin+, Fibulin-2-, Thy-1-, PDGFR-alpha-, PDGFR-beta+、PFsはalpha-SMA+, Fascin-, Fibulin-2+, Thy-1+, PDGFR-alpha+, PDGFR-beta+であった。以上より肝内胆管癌内CAFsはPFs>>HSCsに似ていることがわかった。今後、Vitro の実験でマーカーとして用いる予定である。
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