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2015 年度 実施状況報告書

アディポネクチン動態からみた膵癌発癌機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26462071
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

谷 眞至  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60236677)

研究分担者 山上 裕機  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20191190) [辞退]
川井 学  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40398459) [辞退]
岡田 健一  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50407988) [辞退]
廣野 誠子  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60468288) [辞退]
清水 敦史  和歌山県立医科大学, 医学部, その他 (00637910) [辞退]
宮澤 基樹  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (90549734) [辞退]
三宅 亨  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (70581924)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード膵癌 / 発癌
研究実績の概要

adiponectinは脂肪細胞が分泌し、肥満や高脂血症などのメタボリック症候群関連の疾患で血中濃度が低下することが言われている。また、血中adiponectin値は、炎症性サイトカインであるIL-6、TNF-α、CRPと負の相関にある。肥満や糖尿病に伴い、腹腔内の脂肪細胞からの炎症性サイトカインの分泌量が増える。
一方、膵癌は糖尿病・肥満・慢性膵炎などが危険因子として同定されており、腹腔内の脂肪細胞からの炎症性サイトカインの分泌量が増えadiponectinが減少している可能性がある。膵癌は、同時に膵癌患者の膵実質は膵炎を随伴しており、炎症が膵癌の発癌に関与するともにadiponectinが膵癌局所で減少している可能性が考えられる。そこで、まず、胃癌と大腸癌患者にて血中adiponectin値がどれくらいであるのか、すなわちcontrol群の設定のため、術前に同意が得られた患者の血中adiponectin濃度を測定した。胃癌8例大腸癌11例のadiponectin濃度は8.6+/-10.9μg/mlであることがわかった。また、本研究とは直接の因果関係はないものの、術後に血中adiponectin濃度が減少する事象が認められ、手術侵襲に伴うものか否かを検討する必要があるかもしれない。今後、膵癌患者と胃癌・大腸癌患者の血中adiponectin値との比較やそれぞれの疾患の炎症の程度を含めた臨床的背景を明らかにしていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

所属組織の移動に伴い、血中adiponectin値の測定を優先したため。

今後の研究の推進方策

今回の測定値をもとに、今後、膵癌患者と胃癌・大腸癌患者の血中adiponectin値との比較やそれぞれの疾患の炎症の程度を含めた臨床的背景を明らかにしていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

血中adiponectin値測定件数が少なかったため。

次年度使用額の使用計画

血中adiponectin値の測定数が増える予定でる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 進行膵体尾部癌に対する術中温熱化学療法2015

    • 著者名/発表者名
      赤堀 浩也, 塩見 尚礼, 前平 博充, 村上 耕一郎, 北村 直美, 河合 由紀, 山口 剛, 森 毅, 園田 寛道, 清水 智治, 村田 聡, 山本 寛, 目片 英治, 仲 成幸, 谷 眞至
    • 学会等名
      日本癌治療学会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2015-10-29 – 2015-10-31

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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