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2015 年度 実施状況報告書

先天性心臓外科手術の成績向上を目指した全国的データベースの構築および解析

研究課題

研究課題/領域番号 26462083
研究機関東京大学

研究代表者

平田 康隆  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70562601)

研究分担者 村上 新  群馬県衛生環境研究所, 群馬県立小児医療センター, 副院長 (70190874) [辞退]
宮田 裕章  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (70409704)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード小児心臓外科データベース構築
研究実績の概要

平成27年度は海外の小児心臓外科データベースとの連携、動向の調査のため、フェニックスで行われたSociety of Thoracic Surgeons (STS) Congenital Database Task Forceに日本小児心臓外科データベース(JCCVSD)の代表として平田が参加した。ここで、アメリカ、ヨーロッパにおける小児心臓外科データベースの現状、および新たなリスクモデルについての報告、データベースを利用した臨床研究の現状、ならびにデータベースの質を担保するための施設訪問(サイトビジット)についての報告がなされ、これらの知見を得た。これを元に、日本心臓血管外科学会にて行われた小児心臓外科データベース運営会議において、日本の現状と海外の現状を照らし合わせ討議を行った。
また、今後増加する成人先天性心疾患のデータベース入力に対応するため、データベース入力項目に対して、以下の変更、追加を行った。
1)16歳以上患者に対する、不整脈の既往項目の追加
2)肺動脈弁置換術に対する、手術適応となった原因の項目の追加

また、現在、過去3年にわたる主な先天性心疾患手術20項目における日本全体の死亡率ならびに合併症の検討、左心低形成症候群に対する手術成績の分析を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

小児心臓外科データベースの海外連携、ならびに動向の調査という平成27年度の目的は概ね達成できたと考えている。

今後の研究の推進方策

平成27年度に得られた海外における小児心臓外科データベースの動向の調査に基づき、今後の日本におけるデータベースのシステムの改善、ならびにデータベースを利用した臨床研究の推進のための基礎作り、ならびに、より良いリスクモデルの作成などを行っていく。
また、データベースを利用した研究の発表も行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 日本心臓血管外科手術データベース(JCVSD)について2016

    • 著者名/発表者名
      平田康隆
    • 雑誌名

      外科

      巻: 78(5) ページ: 486-8

  • [雑誌論文] The current trends of mortality following congenital heart surgery: the Japan Congenital Cardiovascular Surgery Database2015

    • 著者名/発表者名
      Hoashi T, Miyata H, Murakami A, Hirata Y, Hirose K, Matsumura G, Ichikawa H, Sawa Y, Takamoto S.
    • 雑誌名

      Interact Cardiovasc Thorac Surg

      巻: 21(2) ページ: 151-6

    • DOI

      10.1093/icvts/ivv109

    • 査読あり

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公開日: 2017-01-06  

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