研究分担者 |
安藤 昌彦 名古屋大学, 医学部附属病院, 准教授 (10322736)
碓氷 章彦 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (30283443)
大島 英揮 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (40378188)
荒木 善盛 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (70437010) [辞退]
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研究実績の概要 |
2017年度は、引き続き本邦の機械弁のメタアナリシスと、マイクロシミュレーションを続けて行った。メタアナリシスはデータ収集期間を2014年まで延長し、アップデートして収集しなおした上で学会での発表、論文化を目指し、データ収集を終了し、解析も最近終了した。年齢と出血性合併症の著名な相関が見いだされ、興味深い結果を近日発表できる予定である。透析患者の人工弁置換後のマイクロシミュレーション(中・長期成績からみた透析患者に対する人工弁選択 機械弁・生体弁による透析患者の弁置換後の長期予後 マイクロシミュレーション(阿部 知伸, 岡田 典隆, 田嶋 一喜, 寺澤 幸枝, 徳田 順之, 藤本 和朗, 六鹿 雅登, 成田 裕司, 大島 英揮, 碓氷 章彦: 人工臓器 (0300-0818)45巻2号 Page S-71(2016.10))につき、論文作成を進めている。 期間全体としては一昨年1月に発表した主な論文成果である Influence of the characteristics of Japanese patients on the long-term outcomes after aortic valve replacement: results of a microsimulation.Abe T, Oshima H, Narita Y, Araki Y, Mutsuga M, Fujimoto K, Tokuda Y, Terazawa S, Yagami K, Usui A.Gen Thorac Cardiovasc Surg. 2015 May;63(5):260-6.が胸部外科学会優秀論文賞を受賞した。本邦の患者では機械弁・生体弁の選択至適年齢が欧米と異なることが示された。 メタアナリシスの最終解析結果が専門家多忙のため遅れていたが、最近終了したので、近日発表の予定で、本邦の極めて重要な発表になると考えている。発表については本邦の循環器系の学会でなるべくインパクトの大きい学会を考えている。
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