閉塞性動脈疾患40例において歯周病は重度:2例、中等度:2例のみであった。閉塞性動脈硬化症90例において下肢虚血重症度、足関節上腕血圧比(ABI)、反応性充血指数(RHI)を計測し、ペントラキシン3(PTX3)、トロンボモジュリン値、血液誘電率を測定した。 多変量解析ではABI値のみがRHIと有意な相関を示した。下肢虚血重症度はPTX3値と正の相関を示し、PTX3がPADの重症度評価として有用性が示唆された。トロンボモジュリン値はRHI高値群:20.3U/ml、低値群:13.7U/mlであり高値群で有意に高かった。血液誘電率は歯周病:重症例で10MHzでの30分後の誘電率がより低値であった。
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