研究課題/領域番号 |
26462118
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
荻野 均 東京医科大学, 医学部, 教授 (60393237)
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研究分担者 |
湊谷 謙司 独立行政法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (20393241)
安藤 太三 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (70340247) [辞退]
中西 宣文 独立行政法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (80164234)
高木 靖 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (80324432)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 慢性血栓塞栓性肺高血圧症 / 肺動脈内膜摘除術 / 肺動脈バルーン拡張術 / レジストリ研究 |
研究実績の概要 |
2014年1月から2014年12月まで,慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に対する肺動脈内膜摘除術(PEA)は,東京医科大学11例(死亡なし),藤田保健衛生大学10例(死亡1例),国立循環器病研究センター10例(死亡なし)が施行され,本レジストリに仮登録となっています.これは,この三施設で全国PEA 件数のほぼ半数のPEAが施行されたことになっています.一方,CTEPHに対する肺動脈バルーン拡張術(BPA)は,国立循環器病研究センターにおいて43例(BPA回数:188回)に施行され,死亡例を認めておらず,レジストリに仮登録となっています. 当研究のレジストリに関するデータベースに関しては,2014年11月,国際CTEPH協会(ICA)の方から新たにBPAを含めた詳細なレジストリの原案が示され.本研究においてもそれに合致したレジストリ案を新たに作成しており,近々,本登録を開始する予定にあります. 将来的には,本レジストリの結果をICAレジストリと比較することも検討中です.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当研究のレジストリ登録に関して,2014年11月にかねてより予定されていた国際CTEPH協会(ICA)による新たなBPAを含めた詳細なレジストリの原案が明らかとなりました.そのレジストリと本研究のレジストリを近いものにすべく,新たにレジストリデータベースを作成.そのため,実際の患者登録開始において遅れがみられます.ただし,患者登録・内容には支障ないものと考えております.
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今後の研究の推進方策 |
CTEPH治療の主要施設である3施設が共同で本疾患に対する治療を積極的に行うと同時に,本レジストリ研究における患者登録を推進し,全国規模のレジストリに発展できればと考えております.同時に,ICAとも密な連携を取りながら,本レジストリ研究とICAレジストリ研究の比較も今後検討していく予定です.
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次年度使用額が生じた理由 |
レジストリ研究の事務費,会合の経費が発生しなかったため
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次年度使用額の使用計画 |
レジストリ研究の継続
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