研究成果の概要 |
扁平上皮癌は遺伝子変異の多型が多く、そのためPD-L1の発現が高いと報告されている。我々はCOPDでの発生頻度が高い扁平上皮癌と様々な癌関連遺伝子との関係を調査した。 肺扁平上皮癌50例に対して手術摘出標本の免疫染色(p65,PTEN, p16, PI3K, FGFR1)を行った。その結果、COPD合併肺扁平上皮癌例(25例)はCOPD非合併例(25例)と比較し、PTENおよびFGFR1の発現頻度が高い傾向を示した。また現在PD-L1の免疫染色を追加し、その関係をさらに検討している。
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